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米国による攻撃後の2025年6月22日に撮影されたイラン中部フォルドゥのウラン濃縮施設の衛星写真。米マクサー・テクノロジーズ=ロイター
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 米軍によるイランの核施設3カ所への空爆をめぐり、複数の米メディアは24日、米情報機関が、地下など核施設の重要な部分を破壊することはできず、核開発計画を数カ月遅らせただけだとの初期評価をした、と相次いで報じた。

 トランプ大統領は空爆後、「主要な核施設は完全に破壊された」と主張してきた。最終的な評価には時間がかかる見通しだが、イランの核開発能力への打撃が限定的だとすれば、政権のこれまでの主張と矛盾が生じる。イランが再び核開発を進める事態への懸念も強まりそうだ。

 米紙ニューヨーク・タイムズによると、国防総省の情報機関、国防情報局(DIA)による初期評価では、攻撃によりイランの核開発計画を遅らせたとみられるものの、遅れは「6カ月未満」だと推定されたという。

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