米軍によるイランの核施設3カ所への空爆をめぐり、複数の米メディアは24日、米情報機関が、地下など核施設の重要な部分を破壊することはできず、核開発計画を数カ月遅らせただけだとの初期評価をした、と相次いで報じた。
トランプ大統領は空爆後、「主要な核施設は完全に破壊された」と主張してきた。最終的な評価には時間がかかる見通しだが、イランの核開発能力への打撃が限定的だとすれば、政権のこれまでの主張と矛盾が生じる。イランが再び核開発を進める事態への懸念も強まりそうだ。
米紙ニューヨーク・タイムズによると、国防総省の情報機関、国防情報局(DIA)による初期評価では、攻撃によりイランの核開発計画を遅らせたとみられるものの、遅れは「6カ月未満」だと推定されたという。
新型「バンカーバスター」の効果は
米軍は地下深くの核施設の破…