米の値上がりが続く中、京都市西京区のJA京都中央の大原野事業センターで、これから田植えの本番を迎える農家用の、水稲苗の育成が進んでいる。
同センター前には青々と育った20センチほどの苗が一面に広がり、次々に農家のトラックが訪れ、苗を受け取っていた。22日に最後の種まきをし、京都市南部、西部を中心に6月中旬まで苗を出荷するという。
猛暑の影響を避けたおくての品種ヒノヒカリを中心にコシヒカリやキヌヒカリなど、約3万5千枚の苗を出荷する予定。1ヘクタールの田植えに、約200枚の苗が必要だという。今週末から引き渡す量が増え、収穫されるのは10月初旬になる見込み。