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紛争が続くアフリカ北東部スーダンの港町ポートスーダンで、米国の国際開発局(USAID)の支援で届いた子ども用の栄養補助食品をもらった女の子=2024年9月1日、今泉奏撮影
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 米国のトランプ政権で多くの対外援助が一時停止され、援助機関の国際開発局(USAID)の再編論が浮上していることをめぐり、内戦や貧困に苦しんできた途上国に混乱が広がっている。アフガニスタンでは渡米を望む人々の手続きが中断されたほか、ミャンマー難民支援やアフリカの医療支援の現場でも活動停止などの影響が出ている。

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 イスラム主義勢力タリバンが支配するアフガニスタンから昨年末、中東のカタールに避難した女性(34)は米国で暮らす父母や兄と合流するため、家族7人での渡米を希望してきた。ところが、トランプ政権の発足後、支援団体から「しばらく待つように」と言われたという。

 トランプ政権は1月20日、海外向けの援助を90日間停止し、見直しを進めると発表。その後、入国を許可されたアフガン人らの米国行きが中止になるなどしているという。ロイター通信は、支援の停止で約4万人のアフガン人が影響を受けていると報じた。

支援団体「人々を危険にさらす」

 女性は取材に対し、「渡米で…

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