米国とイランが4月から続けてきたイランの核開発問題に関する高官協議で、仲介役を務めるオマーンのバドル外相は14日、予定されていた15日の6回目の協議が中止になったと発表した。イスラエルから攻撃を受けたイランは、米国がイスラエルを支持していると不満を募らせ、この状況では「協議は無意味だ」との姿勢を見せていた。
バドル氏はX(旧ツイッター)に「外交と対話が永続的な平和への唯一の道だ」と協議継続に期待を示したが、先行きは不透明になった。トランプ米大領は当初から協議が決裂した場合、軍事的な手段でイランの核開発を止めると示唆してきた。
高官協議は、トランプ氏の要…