2025年6月13日、イランの首都テヘランで爆発音が響いた後、煙が上がった=AP

 米国とイランが4月から続けてきたイランの核開発問題に関する高官協議で、仲介役を務めるオマーンのバドル外相は14日、予定されていた15日の6回目の協議が中止になったと発表した。イスラエルから攻撃を受けたイランは、米国がイスラエルを支持していると不満を募らせ、この状況では「協議は無意味だ」との姿勢を見せていた。

 バドル氏はX(旧ツイッター)に「外交と対話が永続的な平和への唯一の道だ」と協議継続に期待を示したが、先行きは不透明になった。トランプ米大領は当初から協議が決裂した場合、軍事的な手段でイランの核開発を止めると示唆してきた。

 高官協議は、トランプ氏の要…

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