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ウクライナのゼレンスキー大統領(左)とトランプ米大統領=ロイター

 ロシアの侵攻を受けるウクライナと米国との間で、ウクライナ国内の鉱物などの資源に関する協定が近く、締結される見通しとなった。ロイター通信によると、ウクライナのシュミハリ首相が30日、協定は「24時間以内」に署名されると明らかにした。

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 ブルームバーグ通信によると、最終的な協定案には「ウクライナにおける鉱物やエネルギー、関連技術への投資を増加させる」と記載。また、「ロシアの全面侵攻による大規模な破壊に対応し、ウクライナの長期的な再建と近代化のための戦略的パートナーシップを強化する」としている。投資プロジェクトを管理する共同基金の設立が盛り込まれた。

 米国は協定により、グラファイトといった鉱物資源の新規開発プロジェクトに関して、優先的なアクセスを持つものになる。

 協定をめぐっては、2月末の首脳会談の決裂によって締結が一度見送られたが、4月17日に締結に向けた覚書が交わされていた。

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