米コロンビア大（ニューヨーク）のシャフィク学長は14日、辞任すると発表した。昨秋以来、パレスチナ自治区ガザ地区への攻撃をめぐってイスラエルに対する抗議デモが続くなか、シャフィク氏は警察が学内に入ることを要請し、デモ隊を建物から排除するなどして批判を集めていた。
シャフィク氏は声明で、「混乱が続き、我々のコミュニティーの中にある異なる意見を乗り越えることが困難だった」としたうえで、「私が離任することが、コロンビア大が試練を超えていくために最善だと判断した」と述べた。また、間もなく始まる新学年を新体制で迎えられるよう、このタイミングを選んだと説明した。
コロンビア大を含む、米東部の八つの有名私立大で構成されるアイビー・リーグのうち、学長が辞任したのは昨年10月以来、ペンシルベニア大とハーバード大に続いて3例目。いずれも、中東情勢をめぐる抗議デモの対応で追及を受けていた。
イスラム組織ハマスによる攻…
