ロシアによるウクライナ侵攻の終結に向け、米国のルビオ国務長官とロシアのラブロフ外相が18日、サウジアラビアの首都リヤドで会談した。2022年2月の侵攻開始後の冷え切った米ロ関係の劇的な転換となり、両国高官も同席する協議で侵攻をめぐる交渉が本格化する。だが、今回はウクライナが参加しておらず、一方の当事者抜きで交渉が進む懸念も出ている。
協議には、米側からはウォルツ大統領補佐官（国家安全保障担当）とウィトコフ中東担当特使、ロシア側からはウシャコフ大統領補佐官も参加した。
米国のバイデン前政権は侵攻を続けるロシアを外交的に孤立させるためハイレベルの接触を断ち、包括的な経済制裁を科していた。トランプ政権はこれを転換し、12日のトランプ大統領、プーチン大統領による電話協議では停戦に向けた交渉開始で合意。15日は外相同士も電話で協議するなど、対話が加速している。
ルビオ氏は16日のインタビ…
