フィンランドのヘルシンキで2018年7月、会談後に共同記者会見を開くロシアのプーチン大統領(右)と米国のトランプ大統領(当時)=ロイター

 ロシアのペスコフ大統領報道官は13日、プーチン大統領と米国のトランプ次期大統領との直接会談について問われ、「そのような接触がすごく必要で適切だという明確な理解と政治的な意思がある」と述べ、前向きな姿勢を示した。インタファクス通信などが伝えた。

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 一方、ペスコフ氏は、スイスなどが会談場所の提供を提案しているとしたうえで、「時期尚早だ。準備ができていない」と話し、米国の政権交代後に検討を続けるとした。

 一方、トランプ次期政権で大統領補佐官(国家安全保障担当)に就任予定のマイケル・ウォルツ下院議員が米メディアのインタビューで、ロシアをウクライナの全占領地から追い出すのは現実的ではないと発言したことについても、「(米国の姿勢の)変化の証拠なのかは正式な人事の後に分かるだろう」とし、注目していく考えを示した。

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