米ホワイトハウスのレビット報道官は12日の記者会見で、トランプ大統領とロシアのプーチン大統領との15日の会談は、トランプ氏にとっては「聞き取り作業」だと述べた。ロシア側の意向を聞くにとどめると主張して、ウクライナでの停戦に向けた進展への期待値を下げようとしている。
トランプ氏自身が前日の記者会見で、会談は「感触を探る」ものだと語っていたことを受けた。今回の首脳会談で停戦に向けた合意がまとまるのか、プーチン氏の意見を聞くだけなのかと問われたレビット氏は「これは大統領にとって聞き取り作業になる」と回答。戦争の片方の当事者しか参加しない会談になるため、「今回の目的は、この戦争を終わらせるための方法をより深く理解すること」だと主張した。
トランプ氏は2期目の就任前、プーチン氏と直接話せばすぐに停戦合意を得られると語っていた。だが、電話協議を何回重ねてもウクライナを攻撃するロシアの態度に変化はなく、最近は停戦のめどについて語ることを避けている。
レビット氏によると、トラン…