米粉入りパンを持ってパンチを繰り出すコメパンマン=2009年11月29日午後2時57分、新潟市中央区、門間新弥撮影

 米粉(こめこ)をPRするヒーローがいる。その名も「コメパンマン」。米粉生産量日本一の新潟県の依頼で、アンパンマン作者のやなせたかしさんが生み出したキャラクターだ。米不足という逆風にも負けず、今日も米粉の普及に飛び回る。

 「いやいや、おいしいなあ」

 花角英世知事は新潟県庁で8日、そうつぶやきながら、新潟大学とコンビニ大手のローソンが共同開発した県産米粉の菓子パン「米粉のチュロッキー」をほおばった。その後ろには、報道陣に囲まれた知事を見守るようにコメパンマンが立っていた。

 米粒の形をした目とヘアスタイル。胸には大きく「米」の文字。米でつくったパンのおいしさをみんなに知ってもらうため、どこにでも飛んで行くヒーローだ。

やなせたかしさんに手紙

 全国の米粉用米の生産量の約…

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