米粉(こめこ)をPRするヒーローがいる。その名も「コメパンマン」。米粉生産量日本一の新潟県の依頼で、アンパンマン作者のやなせたかしさんが生み出したキャラクターだ。米不足という逆風にも負けず、今日も米粉の普及に飛び回る。
「いやいや、おいしいなあ」
花角英世知事は新潟県庁で8日、そうつぶやきながら、新潟大学とコンビニ大手のローソンが共同開発した県産米粉の菓子パン「米粉のチュロッキー」をほおばった。その後ろには、報道陣に囲まれた知事を見守るようにコメパンマンが立っていた。
米粒の形をした目とヘアスタイル。胸には大きく「米」の文字。米でつくったパンのおいしさをみんなに知ってもらうため、どこにでも飛んで行くヒーローだ。
やなせたかしさんに手紙
全国の米粉用米の生産量の約…