ルビオ米国務長官と中国の外交トップ、王毅(ワンイー)・共産党政治局員兼外相が11日、訪問先のマレーシアで会談した。中国国営中央テレビが報じた。第2次トランプ政権の発足後、両氏の対面での会談が明らかになるのは初めて。首脳会談に向けた機運づくりにつながるかが注目される。
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会談は、ASEAN(東南アジア諸国連合)の関連会合に合わせたもの。貿易や台湾問題が議題になったとみられる。
米中は5月、スイス・ジュネーブで開いた閣僚級の交渉で、互いに掛け合った関税を115%ずつ引き下げることで合意。中国側のレアアース(希土類)の輸出規制についても交渉が続き、次回は8月上旬の予定だ。
一方で、低調だったのが外交…