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2019年6月29日、大阪で開かれた主要20カ国・地域(G20)サミットの際、二国間会談に臨むトランプ米大統領(左)と中国の習近平国家主席=ロイター

 トランプ米大統領は5日、中国の習近平(シーチンピン)国家主席と電話協議したと自身のSNSに投稿した。両者の電話協議が発表されるのは、第2次トランプ政権の発足後では初めて。両国間の通商協議は停滞しているが、今回の協議で「非常に前向きな結果」を得られたとして、近く両国高官による協議を開くことで一致した。

 会談は1時間半に及んだ。トランプ氏は投稿で「習近平氏と、最近締結し、合意した貿易協定に関する詳細な議論を交わす非常に有意義な電話協議を終了した」とつづった。

 両国高官は5月、スイス・ジュネーブで会談し、お互いにかけあった高関税を115%分ずつ削減することで合意。更に90日間の期限を設けて、通商問題で議論することで合意していた。

 だが、米国側は中国によるレアアース(希土類)の輸出規制が続いていることを合意違反だと主張。中国側も米国による中国人留学生のビザの取り消しを批判し、両国関係は険悪化していた。

 トランプ氏は投稿で「レアア…

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