記者会見に臨む林芳正官房長官=2025年6月23日午前11時5分、岩下毅撮影

 林芳正官房長官は23日午前の記者会見で、米国のイラン核施設攻撃について、イスラエルによるイラン攻撃とは「状況が異なる」との考えを示した。

 イスラエルが今月13日にイランの核施設などを空爆した際、石破茂首相は「到底許容できない」と述べ、イスラエルを強く非難していた。林氏は会見で、イスラエルによる攻撃が「イランの核問題の平和的解決に向けた米国などによる外交努力が継続しているにもかかわらず行われた」と指摘した。

 一方で、米国のイラン核施設への攻撃は「米国がイランとの対話を求め続けてきたという背景がある」と指摘。林氏は「事態の早期沈静化を求めつつ、イランの核兵器保有を阻止する決意を示したもの」と強調し、この点がイスラエルによる攻撃と「異なる」との考えを示した。

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