「トランプ氏に期待する。虐殺を止めるには強い指導者が必要だ」。イスラエル軍の侵攻にさらされるパレスチナ自治区ガザで、アセフ・アブタハさん(29)は「戦争を止める」というトランプ前米大統領の勝利演説に希望を見いだした。
トランプ氏は露骨なまでにイスラエル寄りと知っているが、米国の大統領が誰になろうと、イスラエルを支援するのは変わらない。ならば、その影響力を使ってネタニヤフ首相を止めてくれ――。1年以上の戦闘で4万3千人超が死亡したガザからの悲痛な叫びだ。
ガザでの民間人被害の多さを批判する米国内外の声の高まりを受け、バイデン大統領はネタニヤフ政権を非難したが、歯止めをかけられず、停戦を実現することはできないままだ。
イスラエル、アラブ諸国の関係正常化は
この間、米国がイスラエルに…