ルビオ米国務長官が16日、エルサレムでイスラエルのネタニヤフ首相と会談し、パレスチナ自治区ガザでの停戦プロセスなどについて協議した。両者は会談後、声明を発表し、ガザをめぐる対応で全面的に協力するほか、中東情勢への対応で幅広く連携し、なかでもイランを強く牽制(けんせい)していくことで合意したと語った。
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第2次トランプ政権で国務長官の中東訪問は初めて。ルビオ氏は15日夜にイスラエル入りし、16日午前からネタニヤフ氏との会談に入った。
ネタニヤフ氏はガザについて、米国の協力を得て、イスラム組織ハマスの排除と人質全員の解放を実現するとした。ルビオ氏も同様の考えを示し、「(過去の解決策と)同じことを繰り返すことはできない」として、ガザ住民を域外に移住させるトランプ米大統領の提案を進めることの重要性を強調した。
両者は、ほかにシリアやレバ…