Smiley face
写真・図版
ガザ中部のヌセイラトで2024年8月18日、イスラエルの攻撃を受けて煙があがる住宅=ロイター
  • 写真・図版

 パレスチナ自治区ガザの停戦交渉をめぐり、仲介国として新たな停戦案を提示した米国のブリンケン国務長官は19日、イスラエルのネタニヤフ首相らと会談し、合意に向けた動きを加速している。ただ、イスラム組織ハマスは新提案に難色を示し、イスラエル側との非難合戦も続いている。

 米国、エジプト、カタールの3カ国が仲介する交渉は15日から2日間にわたってカタールの首都ドーハで再開された。米国は16日、イスラエルとハマスの溝を埋める新提案を双方に提示。3カ国の共同声明によると、新提案はバイデン米大統領が5月末に公表した案をベースとしたもので、詳細を詰める作業が続けられている。

 中東を訪れているブリンケン米国務長官は19日、イスラエルの商都テルアビブでのヘルツォグ大統領との会談で、「人質を帰還させ、停戦を実現する上で決定的な瞬間であり、おそらく最良で、最後の機会になるかもしれない」と合意を目指す決意を語った。その後、エルサレムでネタニヤフ氏とも3時間にわたって会談した。

ネタニヤフ首相「ハマスに圧力を」

 しかし、ハマスは18日の声…

共有