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アップルのアイフォーン=ロイター

 英紙フィナンシャル・タイムズ(FT)は25日、米アップルが米国で販売するスマホ「iPhone」の生産を、来年にもすべて中国からインドに移管する方針だと報じた。トランプ政権の高関税政策の影響をやわらげるため、中国頼りの生産体制を見直す。

 アップルは、台湾の鴻海精密工業(フォックスコン)などに委託し、iPhoneの大半を中国で生産してきた。米国で販売する年6千万台以上はすべて、来年末までにインドからの調達に切り替えるという。

 米中は関税の掛け合いが過熱し、トランプ政権は中国からの輸入品に対して145%の追加関税をかける強硬姿勢を示している。スマホは対象から外したが、別途、関税を課すと示唆している。

 アップルはコロナ禍で中国の…

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