講談社が8月、青年誌「ヤングマガジン」の米国版を初めて刊行する。今月16日に表紙などキービジュアルをウェブサイトで公開。増刊号の位置づけで発刊は1回のみ、計3万部を米国内で無料配布する計画だ。日本発の漫画やアニメが世界で人気を集めるが、まだ一部の作品にとどまる。新たなニーズを掘り起こして海外展開を広げる足がかりにしたい考えだ。
「ヤンマガ」は6月に創刊45周年を迎え、日本で根強いファンを持つ青年誌。「AKIRA(アキラ)」「攻殻機動隊」「頭文字D(イニシャル・ディー)」など、海外でも高い評価を受けた作品を多く送り出してきた。今では週刊誌のほか、月刊誌、WEB版を展開している。
米国版は「ヤングマガジンUSA」として発刊する。公表された表紙には、「攻殻機動隊」の作者・士郎正宗氏による描き下ろしイラストを採用。日本の青年誌の表紙は多くがグラビア写真だが、海外の漫画ファンを意識したという。
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掲載作品は計20作品。読み…