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ベンヌのサンプルを分析するクリーンルーム。不純物がたまらないよう、床がグレーチングになっている=2024年6月5日、JAXA相模原キャンパス、佐々木凌撮影
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 「米国版はやぶさ」とも呼ばれる探査機オシリス・レックス(オサイリス・レックス)が小惑星から持ち帰ったサンプルについて、今夏に提供を受ける宇宙航空研究開発機構(JAXA)が5日、分析する施設を報道陣に公開した。

 分析するのは、太陽を周回する直径約500メートルの小惑星「ベンヌ」(ベヌー)のサンプル。米航空宇宙局(NASA)が2016年9月に打ち上げたオシリス・レックスが目標の約2倍の121.6グラムの石や砂を採取し、23年9月に地球に帰還した。

 20年12月に小惑星リュウグウのサンプルを持ち帰ったはやぶさ2と同じく、ミッションは太陽系や地球の海や生命の起源を明らかにすることだ。

 公開された分析施設は、外か…

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