胸にネブラスカ下院2区を示す「青い点」のバッジをつけて、演説する民主党副大統領候補のウォルズ氏=2024年10月19日、ネブラスカ州オマハ近郊、中井大助撮影 目前に迫る米大統領選で、世論調査の支持率では民主党のハリス副大統領(60)が小差ながら共和党のトランプ前大統領(78)をリードしている。だが勝敗を決めるのは「選挙人」の数であり、このリードは結果に関係がない。一部の激戦州に勝敗が左右される状況をもたらす特有の制度はなぜ続いているのか。 「この『青い点』は民主主義を象徴している。良識を象徴している」 10月19日、ネブラスカ州オマハ近郊の集会で、民主党の副大統領候補ウォルズ氏は、胸の青いバッジを指して訴えた。 青は民主党のシンボルカラー…