11月の米大統領選に向け、民主党全国委員会(DNC)は28日、党の候補者としてバイデン大統領を指名する手続きを前倒ししてオンラインで実施する方針を発表した。激戦州の一つである中西部オハイオ州で投票用紙に名前を載せる手続きに州議会の共和党議員らが抵抗しているためで、異例の対応をとらざるを得なくなった。
民主、共和両党は夏の党大会で大統領選の候補者を指名するのが通例となっている。民主党は今年8月19~22日に開催する党大会でバイデン氏を大統領候補として指名する見通しだった。
しかし、米メディアによると、政党の正式な候補者を8月7日までに提出する必要があるオハイオ州ではこの提出期限を遅らせる手続きが必要だが、州議会は共和党が多数を握る。法案が通らず、期限延長の見込みがたっていない。
民主党の候補者を選ぶ予備選…