米労働省が5日発表した8月の雇用統計は、景気動向を反映しやすい非農業部門の就業者数(季節調整済み)が前月比2.2万人増にとどまり、市場予想(7.5万人増)を大幅に下回った。失業率は市場予想通り4.3%で、前月からは0.1ポイント悪化した。
米連邦準備制度理事会(FRB)は9月16、17日に米連邦公開市場委員会(FOMC)を開く。雇用の弱さが示された今回の結果を受け、市場では6会合ぶりとなる0.25%幅の利下げを決めるとの見方が一段と強まった。5日朝の米ニューヨーク外国為替市場では、統計発表後に1円ほど円高ドル安が進み、1ドル=147円台前半までドルが売られた。
前回7月の雇用統計では、5…