集会で演説する民主党の副大統領候補のウォルズ・ミネソタ州知事=2024年8月17日、ネブラスカ州オマハ郊外、合田禄撮影

 11月の大統領選に向け、民主党の副大統領候補に指名されたミネソタ州のティム・ウォルズ知事(60)が17日、出身地の中西部ネブラスカ州で指名後初めての集会を開いた。かつて高校の教師を務めた同州での集会には教え子も駆けつけ、「先生」であり、アメリカンフットボールの「コーチ」であったことを強調して庶民派をアピールした。

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 演説するウォルズ氏を紹介したのは、同氏と妻のグウェンさんの両方の教え子のオーブリー・ファウストマンさん。ファウストマンさんは「ウォルズ氏は生徒である私たち全員を理解し、とても協力的だった。彼のユーモアと興奮は私たちをひきつけてやまなかった」と振り返り、「いまの彼の選挙運動のエネルギーと熱意は、教室でほぼ毎日私たちと一緒にいたときとまったく同じだ」と語った。

 壇上に立ったウォルズ氏は、自身が17歳でネブラスカ州の陸軍州兵になり、軍人の教育手当で進学して高校の社会科教師になったことを紹介。アメリカンフットボールのコーチも務めたことを話すと、会場からは「コーチ、コーチ」と大歓声が起きた。

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