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米軍岩国基地へのオスプレイ配備などを了承すると述べた福田良彦・山口県岩国市長=2024年8月27日午前10時5分、岩国市役所、鈴木史撮影

 米軍が岩国基地(山口県岩国市)に海軍の輸送機オスプレイや戦闘機F35Cなどを配備する計画について、岩国市の福田良彦市長は27日の市議会で「了承する」と述べ、容認する意向を表明した。

 福田市長は理由として、①基地周辺住民の生活環境に大きな影響を与えない②適正な防衛力と抑止力を維持するため、安全保障政策上必要③市議会全員協議会でも理解を示す意見が多数を占めた――という3点を挙げた。

 防衛省の県や同市などに対する説明によると、今年後半に米空母ジョージ・ワシントンが日本に配備されるのにあわせ、艦載機であるFA18戦闘攻撃機の一部をF35Cに、C2輸送機をCMV22オスプレイに置き換える。また、海兵隊のFA18をF35Bに更新する。これに伴い、岩国基地の航空機の機数は若干減少し、騒音は現在より広がらないとしている。また、オスプレイの安全性については問題ないと考えていると説明した。

 近隣の周防大島町、和木町の町長らも近く態度を表明し、その後、村岡嗣政知事が表明する見通しだ。(鈴木史)

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