米コロラド州の量販店で買い物をする客=AP

 米労働省が14日発表した7月の消費者物価指数(CPI)は、前年同月比で2.9%上昇した。事前の市場予想(3.0%上昇)を下回り、4カ月連続で鈍化した。上昇率が2%台となるのは、2021年3月以来、3年5カ月ぶり。

 米国のCPI上昇率は22年6月、約40年ぶりの高水準となる9.1%をつけてピークに達した。だが、エネルギー価格の下落もあり、激しい物価高(インフレ)は緩んできた。変動の大きいエネルギーと食品を除いたCPIの「コア」指数も7月は3.2%上昇で、4カ月連続で鈍化した。

 インフレの落ち着きを受け…

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