Smiley face
写真・図版
米ホワイトハウスで2025年7月31日、記者会見したレビット報道官=AP

 米ホワイトハウスのレビット報道官は7月31日の記者会見で、イスラエルを訪問しているウィトコフ中東担当特使がネタニヤフ首相と会談したと明らかにした。8月1日にはパレスチナ自治区ガザに入り、食料援助の配給拠点を視察するという。

 視察にはハッカビー駐イスラエル米国大使も同行する。現在の食料援助の配送状況を確認し、より多くの食料を届ける計画に役立てるとともに、ガザの地元住民と面会し、「現地の悲惨な状況を直接聞く」という。帰国後、トランプ大統領に報告し、ガザへの食料配送を加速する方策を固めるという。

 トランプ氏は、イスラム組織ハマスは人質を「盾」として手放さず、停戦合意に応じる意思がないとして、交渉を断念することも示唆している。一方で、ガザの人道危機に対応する必要性は強調しており、ガザに食料配給センターを設ける方針を明らかにしていた。31日には自身のSNSで「ガザの人道危機を終わらせる最速の方法は、ハマスが降伏し、人質を解放することだ!」と主張した。

共有