ロシアのウシャコフ大統領補佐官は22日、ウィトコフ米中東担当特使が今週モスクワを訪問する見通しだと明らかにした。タス通信が伝えた。ロシアのウクライナ侵攻をめぐり、米国とウクライナ、欧州主要国で23日に協議するとみられ、その後、訪ロする可能性が高い。
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ウシャコフ氏は、ウィトコフ氏が今週、モスクワを訪れる予定かと報道陣に問われ、「そうだ」と答えた。
ウィトコフ氏は2月以降、ロシアのプーチン大統領と公に3回会談しており、今月11日にもロシア・サンクトペテルブルクでプーチン氏と会ったばかり。再びプーチン氏と会談する可能性も高い。
米ブルームバーグによると、23日の協議は、米国とウクライナ、英仏独の外相らが参加するという。
和平交渉を仲介する米国は、ウクライナに対して、ロシアが一方的に併合したウクライナ南部クリミア半島を「ロシア領」と認めることなどを含む和平案を提案したとも報道されており、一連の協議で、どのような議論となるのかが注目される。