米トランプ政権の高官たちが通信アプリ「シグナル」を使って軍事作戦の情報をやり取りしていた問題で26日、米アトランティック誌が作戦の詳細を公表した。それによると、ヘグセス国防長官が戦闘機の離陸や、相手への攻撃などの予定時間を具体的に投稿していた。トランプ政権は「機密情報は含まれておらず、問題はない」としているが、共和党内からも調査を求める声が出ている。
- トランプ政権高官、チャットで軍事作戦情報 ジャーナリストに誤送信
この問題は政権側が設定したシグナルのグループチャットに誤って含まれていた、アトランティック誌のゴールドバーグ編集長が24日に発表した記事で明らかになった。同誌は当初、「作戦内容を公表すれば関係者の安全を脅かす可能性がある」として詳細を報じていなかったが、トランプ政権が重要性を否定し続けたため、公表に踏み切ったという。
グループチャットでは、3月15日に行われたイエメンの反政府武装組織フーシへの攻撃についての情報がやり取りされていた。26日の記事によると、ヘグセス氏は攻撃が始まる前の投稿でF18戦闘機や攻撃型無人機(ドローン)が使われると説明したうえで、離陸や攻撃の予定時間を「1215」「1345」などと具体的に示していた。
また、攻撃後にはウォルツ国…