【動画】トランプ氏による恩赦で、議事堂襲撃事件の収容者が刑務所から釈放された＝井手さゆり撮影
米国のトランプ大統領が就任初日の20日に連邦議会議事堂襲撃事件で罪に問われた人たちに恩赦や減刑を与えたことを受け、受刑者らの釈放が始まった。対象となったのは約1500人。重罪を犯した極右団体の指導者らも含まれ、トランプ氏の決定に非難の声も出ている。
襲撃事件に加わった人たちが多く収監された首都ワシントンの刑務所。21日午後、釈放されたばかりのレイチェル・パウエル氏（44）は「喜びを感じている。やっと出られた」と朝日新聞などの取材に語った。
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米司法省の資料によると、パウエル氏は2021年1月6日、議会の敷地内へと突破した最初の暴徒の一人で、拡声機を使って警察の隊列を襲うよう群衆をあおったとされる。自身は議会の壁を登り、窓を割って議事堂に侵入。公務執行妨害や政府財産を破壊した罪などで禁錮4年9カ月の実刑判決を受けた。
事件では、トランプ氏が敗れ…
