米ホワイトハウスで2025年4月30日、閣議に参加したベッセント財務長官=ロイター

 米ワシントンで1日に開催された日米関税協議について、米財務省は2日に声明を発表し、ベッセント財務長官が「日本のすばやく、積極的な関与を歓迎する」と述べた。ベッセント氏は同日、自身のSNSでも「二国間の主な課題について、まもなく合意できることを期待している」と投稿した。

 声明では、「公正で相互的な貿易に関する率直で建設的な協議」が交わされたとし、ベッセント氏から赤沢亮正経済再生相に対し、特に関税と非関税措置についてや、経済安全保障の重要性などについて言及があったとした。また、この日の議論を踏まえて実務者レベルでの協議をすぐに始め、「近い将来、追加の大臣級会合を開催することでも合意した」と記した。

 協議には、日本から赤沢氏が出席。米国側はベッセント氏のほか、グリア米通商代表部(USTR)代表とラトニック商務長官の3閣僚が参加した。2時間あまりにわたって両国間の貿易拡大などを話し合った。

共有
Exit mobile version