米ワシントンで先週開かれた日米財務相会談をめぐり、米国側から「ドル安がのぞましい」との発言があったとする一部報道について、三村淳財務官は28日朝、報道陣の取材に「100%事実無根で、典型的なフェイクニュースだ」と否定した。
読売新聞が26日の朝刊で、ベッセント米財務長官が「ドル安・円高が望ましい」と述べ、為替水準への強い懸念を表明した模様だ、と報じていた。日米財務相会談は24日(日本時間25日)にあり、加藤勝信財務相は記者会見で「為替水準の目標や、それに対する管理の枠組みの話はまったくなかった」としていた。会談には三村氏も同席しており、「マーケットにとっても、アメリカとの信頼関係という観点からもよくないので、あえて申し上げた」と説明した。