米軍は30日、イラクの首都バグダッド南方のムサイブで、武装勢力に対する空爆を実施した。米軍当局者が朝日新聞に明らかにした。ロイター通信はイラク当局の話として、親イラン系武装組織「人民動員隊(PMF)」の基地が攻撃され、4人が死亡し、4人が負傷したと報じた。
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米軍当局者によると、武装勢力はドローン(無人機)による米軍などへの攻撃を企てていたとみられ、空爆は防衛措置として実施したという。
1月、ヨルダンの米軍基地への攻撃で米兵3人が死亡したことを受け、米軍は2月にイラクとシリアで重点的な空爆を実施した。今回の空爆はそれ以来になるという。(ワシントン=望月洋嗣)