2025年6月14日、米ワシントンで開催された軍事パレードで、国歌が流れるなか敬礼するトランプ大統領(中央)=ロイター

 米首都ワシントンで14日、米陸軍創設250年を記念したトランプ政権による軍事パレードが行われた。ワシントンでの軍事パレードの開催は34年ぶり。当日はトランプ大統領の79歳の誕生日でもあり、トランプ氏による軍の「政治利用」「私物化」との批判も高まっていた。

 現地時間の午後6時過ぎ、ホワイトハウス前に設置されたステージにトランプ氏が現れると、パレードの開始を告げるように、大砲の音が鳴り響いた。その後、マーチングバンドによる音楽とともに軍服姿の兵士らが部隊ごとに行進し、トランプ氏は敬礼して出迎えた。

 パレードはホワイトハウスにほど近いワシントン中心部を進んだ。過去の戦争における陸軍の装備を再現したほか、現代の主力戦車「エイブラムス」が登場し、大型ヘリCH47やアパッチ攻撃ヘリも飛行。集まった人々からは歓声が上がった。陸軍の犬型ロボットや無人機(ドローン)も登場した。パラシュート部隊がトランプ氏に星条旗を渡す場面もあった。

トランプ氏「勝って、勝って、勝つ」

 約2時間半にわたったパレー…

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