米IT大手5社の2024年10~12月期決算が6日に出そろい、人工知能(AI)向けの設備投資を加速させる姿勢が鮮明となった。世界に衝撃を与えた中国企業「ディープシーク」の格安のAIモデルが台頭するなか、巨額投資に見合う収益が得られるかが問われる。
- AI産業の競争構図が変わるか 中国「ディープシーク」が与えた衝撃
今回の決算では、5社すべてが増収増益だった。中国市場で苦戦したアップルを除き、4社は売り上げが2けたの伸びをみせた。
各社とも、AI関連の収益が寄与したと強調した。マイクロソフト(MS)は、AI関連の収入が年間130億ドル(約2兆円)規模となり、前年の3倍近くに増えたとアピールした。グーグルの親会社アルファベットは、AI機能を加えた検索サービスについて「検索の利用の増加につながっている」と説明した。
ディープシークは「グッドニュース」
特に投資家の注目を集めてい…