経団連は29日、定時総会を開き、筒井義信・日本生命保険取締役(71)を新会長に選んだ。筒井氏は総会で「国際秩序が揺らぐ一方、国内は課題が山積している。企業がフロントランナーとして進むべき道を示し、未来を切り開くことが不可欠だ。将来世代への責任を果たす経団連を目指したい」と方針を述べた。
来賓として出席した石破茂首相は「官民で連携して、賃上げと投資が牽引(けんいん)する成長型経済への確実な移行を加速させて頂きたい」「私どもは社会保障をどうしていくか、明確に示していかなければならない。共に力を合わせたい」と呼びかけた。
■社会保障制度見直し 「企業…