記者会見する静岡県伊東市の田久保真紀市長(左)=2025年7月31日午後8時2分、静岡県伊東市観光会館、南島信也撮影

 学歴詐称疑惑を指摘されている静岡県伊東市の田久保真紀市長が7月31日夜に記者会見し、7月中に辞職するとしていた意向を撤回し、続投する方針を表明した。

 田久保氏は学歴詐称の指摘に対し、7月2日に「東洋大学卒業ではなく除籍だった」と説明。7日には2週間前後で辞職し、出直し市長選に立候補する意向を表明した。市議会調査特別委員会(百条委員会)からは、学歴の確認を求める市議会議長らに見せたとされる「卒業証書」の提出を求められたが、期限の18日までに応じず、「事情が変わった」として、7月中に辞職すると期限を延期していた。

 田久保氏は31日の会見で、「なぜ大学を除籍になったのか、できるかぎり事実関係を確認したい。分かり次第、改めて市民のみなさまに説明したい」と強調。5月の市長選で掲げた公約を挙げ、「厳しいご意見がたくさんあることは重々承知している。それでも今はこれだけはやり遂げなくてはいけない」などと述べ、辞職する方針を撤回する考えを示した。

 田久保氏は会見の冒頭、学歴…

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