子どもたちと一緒に料理を作る「くっくさん」の岡野早苗さん(右)=2024年7月31日午前11時27分、東京都江東区、石平道典撮影

 給食がない夏休み、子どもの昼ごはんは、日中保護者が不在になる家庭にとって悩みの種だ。その困りごとを楽しいひとときに変えようと、自宅で子どもと一緒に昼食を作って食べるサービスが注目されている。

 7月末、東京都江東区内のマンションに「くっくさん」がやって来た。中学2年生の新田大翔(だいと)さん(13)と、小学5年生の健翔(けんと)さん(11)の兄弟が笑顔で出迎えた。

 くっくさんは、「子供とクッキング」というサービスを提供する会社「住まいるCooK」(港区)代表の岡野早苗さん(52)。冷蔵庫にある食材から一緒に献立を考え、料理の手助けをする。要望があれば、夕食作りや買い物などもする。

 この日、兄弟はチャーハンを作ることにした。岡野さんは「上手、上手」「もう少し塩を加えてもいいかもね」などと声をかけながら、2人が料理する様子を見守った。

 2人の母親で会社員の母・知…

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