学校

 自治体にパンや米飯を卸す埼玉県学校給食会は9日、県内の中学校で提供された学校給食用のパンに、虫が混入していたと発表した。健康被害は確認されていないという。

 同会によると、8日午後0時50分ごろ、給食の時間に個包装のパンを食べようとした生徒が、袋の中に体長1センチほどの虫が動いているのに気づいたという。

 パンは、埼玉県学校給食パン・米飯協同組合岩槻工場(さいたま市)が出荷した。埼玉県内の公立小中学校の約8割に同工場からパンが提供されているという。

 同会は9日の給食から、小中学校180校(約9万食)へパンの提供を取りやめ、米飯を供給した。10日も同様の対応をとるという。同会は今後、虫が混入した経路を調べ、再発防止策を講じるとしている。

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