イスラエル軍の攻撃が続き、食料不足が深刻化するパレスチナ自治区ガザで、日本の国際協力NGOの支援を受け、粉ミルクを使ってチーズをつくる女性たちがいる。朝日新聞のムハンマド・マンスール通信員がミサイル攻撃で死亡してから24日で1カ月。この取り組みを生前に取材していた通信員の報告や写真をもとに記者が再取材した。マンスール通信員が取材に関わった最後の報告となる。
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ガザ南部ラファとハンユニスの境界に位置する作業所で、チーズづくりがおこなわれている。マンスール通信員が撮影した写真には、作業服をまとった数人の女性が、固まったチーズを切り分けたり、形を整えたりしている様子が写っている。きれいに包装した商品を手にした女性の笑顔も見える。
チーズづくりは、日本の国際…