危険な暑さが続くこの夏、熱中症同様、働く人にとって頭痛の種が、したたる汗とそのにおいだ。汗によって仕事のパフォーマンスが落ちるという調査結果もあるが、においは周囲も指摘しづらい。社員の不安をぬぐい去ろうと「汗マネジメント」に取り組む企業も出ている。
22日、不動産会社オープンハウス(東京都渋谷区)で「汗マネジメントセミナー」が開かれ、営業担当者約20人が参加した。
同社の営業は駅周辺など屋外中心で、夏場でも長袖のジャケットを着る機会が多い。清潔感の欠如は、営業成績にも影響するため、対策セミナーを開催した。
化粧品大手マンダム広報の根岸沙英さんがまず解説したのは、汗を常在細菌が代謝・分解することでにおいが発生する仕組み。さらに、日本人男性のワキのにおいには「酸臭」や「カレースパイス様臭」など七つのタイプがあることなどを説明した。
においのサンプルも配られ、参加者は一瞬顔をしかめつつも、「嗅いだことがある」などと意見を出し合っていた。
セミナーで強調されたのは、汗臭の予防。汗を抑える制汗と、皮膚上にいる細菌を増やさない殺菌が大事だという。
おすすめの対策を伝授
おすすめは朝はロールオンタ…