衆院選で自民党とともに厳しい結果となったのが日本維新の会だ。自民の裏金問題で野党に追い風が吹く中、東京では小選挙区で1議席も取れなかった。不振の象徴となったのが、「華の東京1区」(千代田区、新宿区)。知名度があり、党の政調会長だった音喜多駿氏が大敗し、比例復活もできなかった。朝日新聞社の出口調査からその原因を探った。
1区は環境副大臣を務めた自民党前職の山田美樹氏、かつて民主党代表だった立憲の海江田万里氏らが立ち、激しい戦いとなった。結果的には海江田氏が1939票差で山田氏との接戦を制した。音喜多氏は2人の票の半分ほどしか取れずに敗れた。
出口調査は1区の30カ所の投票所で実施。1375人から有効回答を得た。
調査結果から浮かぶのは、無…