日本維新の会は7日、大阪市内で党役員会を開き、吉村洋文代表(大阪府知事)の続投を決めた。所属議員らの投票の結果、代表選は行われず、吉村氏が信任された形だ。参院選の結果を受けて辞意を表明した前原誠司共同代表の後任には、8日の両院議員総会で藤田文武前幹事長(44)が選出される公算が大きい。
党規約は大型選挙後に代表選の要否を議決すると定める。維新は5~7日、所属議員や首長らを対象に、代表選の要否を問う電子投票を実施。この日の役員会で開票され、代表選実施に「反対」が521票で、「賛成」の93票を上回った。再任が決まった吉村氏は「一致団結して進み、公約実現のために邁進(まいしん)する」と記者団に述べた。
吉村氏は昨年12月に代表に就任したが、その後も党勢は上向かず、7月の参院選で比例票を大きく減らした。だが、吉村氏の他に「党の顔」は見当たらず、所属議員らは代表選の実施を見送り、吉村氏の続投を選んだ。
前原氏の後任選びに3名が名乗り
一方、国会議員の代表である…