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9月21日午前9時40分時点の雨量の様子。赤い楕円が線状降水帯の雨域=気象庁のウェブサイトから

 気象庁は25日、集中的な豪雨をもたらす線状降水帯が5~11月に19事例発生し、予測通りに発生した「的中」が81回中8回(約10%)、予測できずに発生する「見逃し」は21回中13回(約62%)だったと明らかにした。5月に全国11ブロック単位から都道府県単位(一部地域除く)の発表に切り替えた際、「的中」は25%、「見逃し」は50%と想定していたが、結果はいずれも悪かった。

 同庁によると、過去の事例に比べて、今年は面積や時間など規模が小さい局地的な降雨が多かったことが要因の一つ。特に東北や北陸では「見逃し」が多く、今後、原因分析を進めるという。同庁の担当者は「至らない点は真摯(しんし)に受け止め、予測技術の開発を進めたい」と話した。

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