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パレスチナ自治区ガザ市北部で2024年9月3日、イスラエル軍の砲撃で炎上した建物の近くで救護活動にあたるパレスチナ人=AFP時事
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 イスラエルのネタニヤフ首相がパレスチナ自治区ガザとエジプト境界の緩衝地帯にイスラエル軍を駐留させ続けるとし、強硬姿勢を崩していないことに、国内外から批判が続出している。

 緩衝地帯はフィラデルフィ回廊と呼ばれ、イスラム組織ハマス側はイスラエル軍の「完全撤退」を求める。一方、イスラエルは、ハマスの武装組織としての立て直しを防ぐため、停戦後も軍の駐留は欠かせないとの立場を貫き、停戦交渉の大きな障壁となっている。

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 米国やカタールとともに交渉の仲介役を務めるエジプトの外務省は3日の声明で「停戦合意と調停努力を妨害する行為。地域の緊張を高める攻撃的な姿勢だ」とネタニヤフ氏を非難した。

 サウジアラビア外務省も3日…

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