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休館中の嘉穂劇場の升席には、色とりどりの座布団が敷かれたままだった。手前は花道=2025年8月15日、福岡県飯塚市、小宮路勝撮影
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 かつてのにぎわいは去り、時折カメラを手にした観光客が訪れ当時を懐かしむ。

 1931年に福岡県飯塚市で開場した嘉穂劇場は、江戸時代の歌舞伎様式を今に伝える木造劇場で国の登録有形文化財。美空ひばりさんら大物スターも舞台を踏んだ。

 市が確認できる公演来場者数は2006年がピークで2万5千350人、19年には約1万人に減った。新型コロナウイルスの影響もあり経営難の中、劇場を運営するNPO法人が解散して21年に休館、同年市に贈与された。

 市はクラウドファンディングで資金を集め、10月から老朽化した楽屋棟や売店棟など劇場周辺施設を整備する。「今後は駐車場などの敷地で子供向けのイベントなどを企画し活用したい」という。26年には劇場内の見学も始める予定。今後多額の資金が必要になるが、楽屋棟などを再建し劇場の再開を目指している。

 10月26日は特別見学会を行う予定で準備を進めている。

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