群馬県桐生市の不適正な生活保護の運用を検証してきた市の第三者委員会(委員長=吉野晶弁護士)は28日、提言などを盛り込んだ報告書をまとめ、荒木恵司市長に提出した。「規範意識が崩壊していた」などと市の従来の対応を厳しく批判する内容。荒木市長は「(保護対象者に)耐えがたい苦痛や不利益を与えてしまった」と陳謝した。
「1日千円の分割支給」などの不適正な運用は一昨年秋に発覚。市は弁護士や大学教授ら4人による第三者委を設け、計8回の審議を重ねて事実関係を検証した。
報告書の中で、第三者委は市の従来の対応を厳しく批判した。
分割支給については、制度自…