群馬県桐生市の不適正な生活保護の運用を1年にわたって検証してきた市の第三者委員会(委員長=吉野晶弁護士)が14日、独自に情報提供を呼びかけた結果を公表した。市職員からは「保護係職員による恫喝(どうかつ)、罵声は日常茶飯事」だったとの情報が寄せられたという。第三者委はこの日で審議を終え、提言などを盛り込んだ報告書を28日に荒木恵司市長に提出する。
第三者委は1月、市の生活保護業務についてインターネットで情報提供を呼びかけていた。体験したり見聞きしたりした「事実」を、市を介さずに委員会に直接寄せてもらうもので、18日間で市民らから約100件の情報が集まったという。
この日は、その結果の概要が報告された。
第三者委によると、情報提供…