朝からの強い日差しの中、多くの人が日傘を差して行き交っていた=2025年6月17日午前8時51分、東京・新橋、吉本美奈子撮影

 南からの暖かい空気に覆われた日本列島では17日、午前10時半前に群馬県高崎市で37.2度を観測し、「猛暑日」(35度以上)となった。午前10時時点で、30度以上の「真夏日」は全国210地点に上っている。気象庁によると、埼玉や山梨の各県では最高気温36度が予想され、各地で熱中症への注意が必要となる。

 気象庁によると、日本の南で太平洋高気圧が勢力を強め、「夏の気圧配置に近い状態」になっている。晴れる地域を中心に、気温が上がりやすい条件が整っている。この日、予想される最高気温は、東京で34度、名古屋、仙台で35度など。

 気象庁と環境省は茨城、千葉、和歌山、鹿児島の各県などに、熱中症警戒アラートを発表し、対策を呼びかけている。

 日中の気温上昇に加え、暖かく湿った空気が流れ込む影響で、大気の状態が非常に不安定となる見込み。西日本では昼前にかけて、東日本では昼過ぎから夜遅くにかけて、雷を伴った激しい雨や、落雷、竜巻などの激しい突風などにも注意が必要だという。

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